PJCS 対戦レポート

使用構築

 

 

 

Day1

Winners R1(オノ選手)

選出:キバカラス+キョジパオジ

ノオーツツミのコンボや、基本的に出し負けしづらいカミイーユイ、テラスと持ち物が見えないのが更に強いタクンディンルー。ぱっと見はスイッチトリル(トリル展開多め)に見える。

こちら側の、対ノオーツツミのカウンターは日本晴れ+炎イダイナキバ+炎テラバなのでキバカラス先発、トリル展開になったときに抗えるように裏にはパオジアンとキョジオーン。

 

相手の先発はカミイーユイで活性なし。ハバカミにトリルはあるんだろうなあと思いながらも、一旦安定行動の追い風+地震を選択。したら、ハバカミ飛行テラス()

イーユイは守ってこなかったから突破できてラッキーって思ったら普通に耐えられて熱風被弾、しかもハバカミがトリル。。。キバカラスに強すぎやろ。。。

とはいっても結局キョジオーンがいるからトリルされてもまぁ大丈夫って気持ちでキバ守ってヤミカラス退場。

キョジ展開→イーユイ突破→鉄壁で要塞して相手がキョジ突破不能になり勝ち。

 

相手視点では、キョジオーンのワイドガードが常にちらついてたとのこと。Bo1CTSのキョジ本当に強いなって思った試合だった。

 

Winners R2(ミカミ選手)

選出:パオハバカミ+キバキョジ

これは完全にトリパ。自分の構築を見て初手トリルから行きたいだろうと思ったから、ヤレユディンルーが一番濃厚、次点で脱出パックコータス+トリルかなって。

この並びにトリルを決められると流石にきついので、先発はパオ+ハバカミのフルパワー選出。出てきたのはヤレユディンルー。(想定通り)

とりあえずトリル決められたら負けなのでつらら+ムンフォをヤレユ方向に。ディンルーがテラスタルしてきたのでこの動きは通ってトリル阻止(この時点で超有利!)

っておもったらディンルーの超火力地震でハバカミワンパン+パオも瀕死寸前。。。

結構同様してしまったが、ディンルーの持ち物が分かったので裏にカイリューがいなければ勝ちという状況で、裏がコータスハバカミで味方地震巻き込みのターンを作らせて勝ち。

追い風ビートに1匹だけ場違いなポケモンがあきらかにカイリューメタになってて、今回も選出誘導込みでキョジオーンが活躍。

 

Winners R3(オオニシ選手)

選出:キバカラス+ハバカミキョジ

珍しいポケモンが数匹いて困惑したが、キョジオーンが刺さってる。しかもチオンが水テラスだった場合テラスタルもしづらいからかなり戦いやすい。

予選の時、海外の選手にパオ+珠ハギギシリにぼこぼこにされたからハギギシリにかなり注意しながら戦った。

とりあえずキバカラスで出し負けはなさそうだったから先発はこれで。試合序盤で追い風地震を打てる盤面ができたので打ったらまた飛行テラスしてくるポケモンが。。。

(そんなに飛行テラって流行りなのか?って思ったけどディンルーが強すぎるのが悪い。)

バカラス+ハバカミで盤面荒らして、日本晴れ状態+キョジオーンの盤面を作って勝ち。


Winners R4(ヤマダ選手)

選出:キバカラス+カミイーユイ

ついにきてしまったパオカイサーフ。パオカイだけならキョジで頑張れるが、サーフ+モロバレルのせいで逆にかもられそう。

自分のイーユイがHBに厚い個体だからこいつをうまく通せないと勝てない。

先発対面はキバカラスvsパオドゲザ。

炎テラだから出し勝ってるように見えてわざわいふいうち×2が重すぎる。。。

とはいえ、炎テラで1ターン氷技を受けてアドバンテージを作らないと試合が始まらないので炎テラ+ドゲザの飛行テラケアでいわなだれ→テラスなしでアイへ。

氷技を受けることには成功したがアドバンテージとしては微妙。

カラス→イーユイ引きで熱風を打つ盤面を作ったが肝心なとこで外してしまう。

相手の裏はバレルカイリュー。ドゲザパオが盤面にいるときはイーユイ、カイリューが盤面にいるときはハバカミをあわせて戦ってなんとか勝ち。

 

初手に張った追い風のおかげでイーユイのスカーフがばれず、守れるかもっていう相手の深読み+わざわいふいうちをイーユイが3回耐えて繋いだ。3ターン目と4ターン目が自分に有利な択になる(1ターン目追い風、2ターン目カラス→イーユイ引き、3,4ターン目イーユイが行動)からスカーフイーユイだけど追い風を打ってたのは自分を褒めたい。

Winnres R5(ニシガイ選手)

公式配信択

選出:キバカラス+カミイーユイ

 

対追い風カラスのとき常に意識するのは追い風のターン管理と先送りでイージーをとられないこと。

ミラーで今回違いとして大きいのが、

自分はハバタクカミがいる+先制攻撃がある

相手はテツノツツミがいる+先制技封じがある

 

自分は先発でカラスハバカミをだすとキバカラスに盤面を作られる

相手はカラスツツミを出すとカラスハバカミに1ターンキルされるから、先発はキバカラスミラーだろうと想定して実際もその通り。

自分視点...

凍える風があるから2ターン目は上を取れる(1ターン目にひるまずぶちかまし+イカサマをこちらのキバが被弾、2ターン目にさきおくり地震で退場の場合は裏からイーユイを展開できる)

イダイナキバは、相手の裏からツツミが出できたときに邪魔でしかないので早く倒してほしい。3ターン目に守らなかったのは凍える風避けお祈りではなくスカーフイーユイをはやく盤面に出したかったから。(凍える風避けたのは下振れ寄り)

追い風先打ちする展開になったのでイーユイがきれいに盤面に出せず、ヤミカラスは守らせないようにツツミに挑発を打って退場→ハバカミ出し。炎テラスした段階でカミは確定で落ちると悟ったが、悪の波動の一環ができるから大丈夫。

あくはが等倍になった無振りイーユイは、自分のイーユイで76%確定2発。追加効果込みで8割と考えるとかなり分がいい一騎打ちだった。

 

選出予想としては、キバカラスツツミは確定、@1が全く見当つかずという感じだったが何が出てきてもプランは変わらないので、ツツミに凍える風を当ててブーエナをリセットした段階で有利だったはず。

MVP:最速タスキの凍える風ヤミカラス

 

選出の嚙み合いもあり、ほとんど無理な行動を取らずに勝ち抜けることができた(Bo1特化の初見殺しキバカラスが強すぎた)

 

Day2

 

Winners R1(アリイ選手)

 

選出:パオハバカミ+イーユイキョジ

 

鉄壁キョジオーンが相手的にかなりきつい。コントロールやトリパ、積みリレーの弱点は初手の安定感のなさ。ここから崩すために、先発に2匹で圧をかけられる選出をした。まず、ディンルーに好き勝手させないように先発パオジアンは確定。横に並べるのはイーユイorハバカミ(イダイナキバを出すとイッカコノヨ出されたときにイージーとられて終わり)。ロンゲが出てくることも考慮してハバカミ先発に。

出てきたのは、イッカディンルー。。。

裏にコノヨザルがいるのはわかっているので、イッカネズミorコノヨザルをさっさと破壊して高火力+キョジを並べることが必須。

初手はイッカネズミが守りながらディンルーが水テラスしてくるの確定(練習の時見たから当日も水だろうと)なので、ハバカミ→イーユイ引き+上振れ込みのつららおとしをディンルー方向。

次のターンは聖なる剣+熱風をコノヨザルで受けだしてくるので、悪の波動+つららをイッカネズミ集中。予想通りイッカネズミ→コノヨザルに引いてきたが、つららおとしを外してコノヨザルに触れるチャンスがなくなり試合終了。(イッカorコノヨを有利な状況を作りつつ倒せるのはこのターンのみ)。

読みは冴えてたし、プラン通りだっただけに悔しいね。。。

 

Losers R1(コトリイ選手)

 

選出キバカラス+カミイーユイ

 

Day2はOTSなのでトリルを仕込んでるポケモンが分かる。しかもメンタルハーブもない。キバカラスがかなり刺さっている。

相手の先発はハバカミキバ

タスキハバカミがトリルを持っていない+キバがスカーフじゃないことから、初手は守る+凍える風で大きなアドバンテージを得た。そのまま追い風地震を連打していく展開に持っていって勝ち。

ヤミカラスがかなり刺さっていたとはいえ、Day1で当たってたら負けてたかもしれない。。。

 

Losers R2(ミウラ選手)

 



公式配信卓

選出:キバカラス+パオイーユイ

 

ミウラ選手、ポケモン上手そうな顔してるって意見を聞いてかなり警戒してたプレイヤーだった。

結果としては完全に運勝ち。

キョジ刺さってるのにサフゴもバレルも出てこない。パオキバが並んで雪崩つらら安定(に見える)盤面で、こちらはディンルー→ギャラ引きでパオの不意打ちをセグが耐えてわざわいつぶてを被弾したくない(キバが地団駄1回も被弾できなくなる)ことを考慮してヤミカラス引きしたらセグ温存(ギャラ交代)、わざわい込みの地団駄で倒せそうなイーユイを狙わない(乱数80%)、最後の盤面でハバカミを守らせられるメンタル。

最後の打ち分けは、持ち時間的にもう2ターンあると思って2連守るケア(動いてきたらつらら怯みお祈り)した結果だから後悔はない。

こんなにポケモン至ってる人久しぶりに見た気がする。もう対戦したくない(いい意味で)。。。

 

 

Losers R3 (キムラ選手)

 

 

選出:パオイーユイ+ハバカミキョジ

 

ラッシャに弱くない、ディンルーにテラス強要させられる、カイリューに弱くない、カミイーユイがきても戦える、これらのことを意識して先発にパオイーユイを並べた。

キョジオーンの突破が苦しそうなので裏に控えさせた。

 

相手の先発はハバカミラッシャ。思ってないのが来たけど、悪くない。ブーエナS活性で身代わり展開しんどいけど横に圧かけながらキョジで詰めようかと考えていたらC活性!?!?

困惑したが、盤面が一気に変わってパオで縛れるように。。。

つらら→ハバカミ(守る)+ヘイラッシャをあくはで怯ませて(めちゃくちゃズル、イーユイにウェタなら反動入るから打たれてもよかった)アド稼ぎ。

前のターン打ち分けで、相手視点でのこちらの行動として次のターンも打ち分け安定。ただ、ハバカミがフェアリー以外のテラス(炎、水、鋼)をしてきた場合、ここで勝負を決められる、相手側の心情としては決められるならここで勝負を決めにくるかもと悪寒がして、次のターンはあくはつららをカミ集中(カミ水テラしてきて集中攻撃でダウン)。

(ラッシャは塩漬けで削れるから最悪残飯稼がれても試合にはなる)

相手のテラスポケモンに何もさせず突破して、キョジオーンが崩せなくなって勝ち。

 

Losers R4(ハタケヤマ選手)

選出:カラスハバカミ+パオキョジ

 

ツツミセグがきついしこれできそうな気がしてた。(案の定先発ツツミセグ)

前日に選出考察してた時はハバカミキョジで出して、ツツミ突破してスカーフイーユイで詰めるつもりだったが、疲弊してた前日の案を信じ切れず選出したら完敗。

直前に選出変えて負けたのはやっぱり後悔が残るけど、これも実力のうちだから仕方ない。。。

 

 

総括

セグレイブ恐怖症になった。

 

PJCS2023 決勝大会3位 キバカラス

レンタルチームid:VY0459(決勝大会ver.)

※一番最後に本戦で使用したレンタルチームも載せてあります。(技が1つだけ異なります)

 

 

 

構築作成の経緯

予選に向けて...

 

レギュレーションCや予選の開催が発表され様々な系統の構築を触るようにしました。(イッカコノヨ、イルカウインバレル、セグレアロー、毒合体寿司、リキコノコータス、ドヒドチオン、ロンゲディンルー、その他多数..)

また、レギュレーションBに引き続きハバタクカミは採用しない理由がないくらいに最強ポケモンだと思ったので、ハバタクカミを採用した構築を触って理解を深める努力をしました。(S活性+HB、S活性+CS祟り目身代わり、C活性HBC、これらは事前に頭に入れておかないと初見でぼこぼこにされる)

 

プレイスタイルに関して...

 

基本的に自分のプレイスタイルは壁やデバフ技で盤面を作っていく、コントロール系統を好んで使っていました。しかし、このルールでしっくりくる構築が上手く組めず、自分が戦いやすい盤面作りができずにずるずると負けてしまっていました(追加効果も急所もかなり被弾する)。その結果、予選1回目、2回目はボーダーに届きませんでした。

PJCSの予選はレート形式のBo1で勝敗が決着するので、勝ちやすいのはビートダウン(追い風)かギミックだと思っています。

そこで、3回目の予選はヤミカラス軸の追い風ビートダウンで挑むことにしました。

追い風ビートは以下の点が強みだと思っています。

1)行動回数が相手より多くなるケースが多い

2)ほとんどの試合がすぐ終わる

 

また、レート形式の対戦では強い基本選出があると戦いやすいという点で、まず4体で強い並びを考えるところから手探りで作成していきました。

 

構築の軸を考える

 

まず、追い風を打つサポート枠として候補になったのはヤミカラスファイアローカイリュー

この中で使うのはヤミカラスに即決。絶対に追い風展開を作れる+合体寿司を選出しづらくなるという点で。

横に並べるポケモンとして、最強ポケモンハバタクカミが登場。採用しない理由がわからなかったので...(あかとし「日本晴れで鋼テラスハバカミでルガンバンギやノオーツツミにもイージーウィンできるし、古代活性とのシナジーもいい」)←なるほど!と思ってこの並びを即採用。

ヤミカラス+ハバタクカミだとあまりにもディンルーに弱すぎる、残りは物理ポケモンで攻めていきたい。ということで、より合体寿司に強くなるパオジアン(黒い霧を警戒させる)を採用。(オプーナ「裏から選出するパオジアン+炎テラスイダイナキバがかなり高圧力で強い」)←2匹とも高火力で追い風とも相性がいいので採用してみることに。

2人の意見を合わせて

が完成しました。基本選出は出し負けしづらいものである必要がありますが、ハバタクカミはよく警戒され初手に鋼タイプ(ハッサムやミミズズ、ドドゲザン)やディンルーを呼んでしまっていました。そこで、イダイナキバで相手を雑に削っていきハバタクカミは裏からスイープしていく役割へ。(キバカラスは比較的に出し負けしづらい)

ここで、自分の使う追い風ビートの結論としてこの軸が出来上がりました。

予選はレート形式のBo1なので、初見に特化した個体で組みました。

イダイナキバを前に投げるため、初手性能が上がるクリアチャーム(流行りのイルカウインバレルやギャラドスに強くなる)を持たせました。

ヤミカラスも初見最強技で構成するために"さきおくり"が候補に挙がりましたが、追い風(構築のメイン技)、日本晴れ(キバとハバタクを強化、対イルカマン)、挑発(詰め盤面で択にさせない、明らかに不自然な先発ハバカミのトリルを止める)の3つは外せず、残りの技で素早さ対決に勝てる+相手のタスキを潰せる”"凍える風"を採用しました。

裏の2匹は火力が必要なので、メガネハバカミ珠パオジアン

なんとなくパオジアン=きあいのタスキを持ってるみたいなイメージがありますが、パオジアンがダメージを受ける前に倒し切ってしまう(倒し切ってしまいたい)という構築なので持ち物は命の珠で確定してました。(追い風ビートを組む前にも珠パオジアンを触っていて、自分の中でこのルールのパオジアンは珠が最強と思っていたってのもある)

 

この4体(型も同じ)を採用した構築で、オプーナさんが2回予選抜け、あかとしさんがランクマ最終7位を達成しました。


予選での使用構築

 

軸に沿った構築で挑んだ3回目の予選はこれでした。

基本選出で苦手な相手が、ハッサム、トリパ、ヘイラッシャ+キラフロルrディンルー。

ハッサム(バレットパンチ)とトリパに勝つためにイエッサン(@メンタルハーブ、この指とまれトリックルーム、封印、癒しの願い)、欠伸ラッシャ(mumemo寿司系統)に勝つためにアラブルタケ(@ラムの実、タネ爆弾、炎テラバ、キノコの胞子、身代わり)を採用。

(対ロンゲディンルーへの隠し玉として、パオジアンの格闘技は瓦割りで採用しましたが本当に弱かったです。。。)

アラブルタケは結局mumemo寿司構築から先発にカイリューが出てきた瞬間に崩れてしまう、イエッサンはパワーがなさすぎる、ということから何があっても基本選出で挑むように心掛けた結果、29-10(1761)で何とか予選抜けを決めました。

 

PJCS本戦&決勝大会に向けて

 

予選で得た知識として、キラフラッシャやディンルーラッシャも基本選出で戦えるということ。つまり残り2枠は改良の余地あり。

ということでハッサムに強いポケモンとトリパに強いポケモンを採用することに。

予選3回目から本戦まで期間が短く、結構割り切りで構築作成を決めるようにしました。

ハッサムに強いポケモン...?イーユイだ!という感じでイーユイに決定。

ウインディも考えましたが、火力が足りないことやそもそもウインディが弱いので却下しました。

持ち物は、当時メガネを持たせたテツノツツミが流行していたのでスカーフを採用。火力アイテムを持たなくても十分なパワーを持っているので。

ラスト1枠を悩んでいて、

自分の構築力では1匹で完全にトリパを対策することは不可能で、現行のトリパに入ってるエースとしてディンルー、テツノカイナ(それ以外はほとんどいない、そもそもトリパが少ない、コータスはS振り追い風がメジャー)にフォーカスしました。また、トリックルームを起動してくる並びとしてちらほら姿を現し始めたのが、ドータクン+ディンルーorモロバレル。これらへの対抗としては低耐久高火力ポケモンで攻めていくのではなく、高耐久ポケモンでターン稼ぎをすることと思ったのでしぶしぶキョジオーンを採用。。。

トリパに対して前から選出して常に嫌がらせするために、本戦では選出したらじわれマシーンになってもらう予定でした(じわれ連打する試合は1試合しかなかったですが)。

もちろん、上振れも期待しての採用です()

本戦は9-3(1581)で突破。

 

本戦で対戦してて、相手構築のほとんどが鉄壁キョジオーンならもっと簡単に勝てそうということが多く、決勝大会にはじわれ→鉄壁で挑みました。(対面でじわれを打ちたくなかったのもある)

 

構成

ヤミカラス

臆病@きあいのタスキ(ゴースト)/悪戯心

136(4)-*-62-137(252)-62-157(252)

凍える風/追い風/日本晴れ/挑発

 

〈調整〉

キラフロルやビビヨンの上から凍える風を打てるように最速

→耐久に努力値を回せないので凍える風のダメージを伸ばせるようにC振り+タスキ

イルカマンに強くなる+古代活性を活かすために日本晴れ採用

イダイナキバやパオジアンを強くするために"嫌な音"も候補になったが、ハバタクカミとのシナジーがなく命中不安であることも考慮して却下。

挑発は、相手の守る、身代わり、トリックルームを防ぐことに加えて、ポケモンHOMEと本戦使用構築に入っていたモロバレルを見るとほとんどがメンタルハーブ以外だったので、バレル対策としても採用しました。

 

イダイナキバ

意地っ張り@クリアチャーム(炎)/古代活性

195(36)-201(252)-152(4)-*-93(156)-115(60)

地震/岩雪崩/テラバースト/守る

 

〈調整〉

攻撃は特化

追い風下で、準速スカーフイーユイ抜き

残りHD

 

元々、守るの枠がインファイトで、ゴツメのダメージを最小限にするHP197(6n-1)で採用していましたが、接触技がなくなったので気持ちD振りに変更して採用しました。

フェアリー、草、氷の弱点技を半減で受けられる炎テラスタルとの相性がいい。

自分で晴れ状態にするから相手の炎技も受けられる。

晴れ+古代活性+炎テラバーストでテツノツツミやモロバレルをワンパンできる点でも相性がいい。

やけど状態にならない+クリアチャームで常に想定通りの火力を出すことが可能。

 

技構成に関して...

ラスタルと相性のいいテラバーストは確定

SV環境初期からずっと(レギュレーションA~C)地震という技が強い。構築のプランとして相手を倒し切るのではなく裏でスイープしていくので雑に削っていける地震を採用。

浮いているポケモンに対して打てる岩雪崩or雷のキバでの選択で、後者が流石に弱すぎて岩雪崩を採用。

最後の1枠は元々インファイトでしたが、全く打たない(相手がケアしてくるから透かされるぐらいなら地震打ったほうがマシ)ということで、追い風のターン管理がしやすくなるように守るを採用。

 

パオジアン

意地っ張り@命の珠(炎)/災いの剣

氷柱落とし/ふいうち/聖なる剣/守る

155-189(252)-101(4)-*-80-187(252)

 

〈調整〉

火力特化の意地AS(珠を持つとふいうちでルガルガンワンパン)

 

合体寿司を対策する黒い霧ではなく、スタンダードな3ウエポン構成。

陽気珠で届かないHBハバタクカミを倒すように意地っ張り(素早さは追い風や凍える風で操作する)での採用。

氷柱落としとアイススピナーの選択は、追加効果が強い氷柱落とし一択だった。強者が揃う全国レベルの大会で弱気なアイスピを採用している場合ではないと思ったからです。

(予選やランクマなら安定のアイススピナー採用)

テラスタイプは、追い風が切れた後相手のスカーフイーユイに勝てる可能性がある炎テラスタル。長い間この構築を使っててパオジアンがテラスタルしたのは2,3回...

 

構築の軸を考えている途中で、タスキ持たないならゴツメパオジアンもあり?みたいになってて、その直後にシングルでゴツメパオジアンが結果を残しましたが、ダブルでは微妙すぎてナシになりました。

 

 

 

 

ハバタクカミ

控え目@拘りメガネ(鋼)/古代活性

ムーンフォース/マジカルシャイン/シャドーボール/10万ボルト

141(84)-*-77(12)-198(196)-157(12)-181(204)

 

〈調整〉

特攻を伸ばす意識

最速イッカネズミ、最速ルガルガン抜き

陽気パオジアン(A実数値172)のふいうち 確定耐え

控え目ハバタクカミ(C実数値205)のシャドーボール 確定耐え

 

ルガンバンギに対して日本晴れ+テラスタル+マジカルシャインで、岩雪崩×2を対処するために鋼テラスタル

古代活性を活かしたフルパワーエースの役割を担うためにC活性の拘りメガネ(火力のないハバカミとタスキのハバカミは自分が扱えなかったのもあって)。

技は、マジカルシャインが確定。地震で雑削りした相手ポケモンをまとめて持っていくために必須技。

シャドーボールも無難に強いから確定。

残りはなんでもよかった(基本的にマジカルシャインしか打たない)が、水テラディンルーやテラスタルが残っていないヘイラッシャを倒すために10万ボルトを採用。

ラスト1枠は...

パワージェム→打たない、マジカルフレイム→打たない、サイコショック→打たない、鋼テラバースト→打たない

となり、ムーンフォースになりました。

 

イーユイ

控え目@拘りスカーフ(草)/災いの玉

149(148)-*-111(84)-187(116)-141(4)-140(156)

熱風/悪の波動/オーバーヒート/テラバースト

 

〈調整〉

ノーマルテラスタル+拘り鉢巻意地っ張りカイリューの神速 確定耐え

スカーフを持った準速87族(イダイナキバ)やブーエナが発動していない(リセットが入った)テツノツツミを抜くために、素早さ実数値140

 

急遽採用したポケモンの1匹だが、汎用性も併せ持ってほしいため耐久振りスカーフ型に。(耐久がないと相手にカイリューがいるだけで選出する気がなくなってしまうから)

Sブーストじゃないノオーツツミ(拘りメガネや溶けない氷持ち)にまあまあマッチングしていたので、突如現れるスカーフイーユイは刺さると思い決定しました。

 

ほとんどテラスタルすることはないですが、水テラディンルーや水テラコノヨザルがどうしようもなくなった時の緊急手段として草テラバーストを採用しました。

残り3つ技は確定

熱風(火炎放射との選択でしたが、イーユイは熱風があまりにも強すぎるため)

悪の波動(スカーフという点も相まって、追加効果+通りの良さが反則レベルに強い)

オーバーヒート(スイープ範囲を広げられる)

 

キョジオーン

腕白@食べ残し(ゴースト)/清めの塩

207(252)-121(4)-179(100)-*-128(140)-57(12)

塩漬け/鉄壁/自己再生/守る

 

〈調整〉

控え目ハバタクカミ(実数値205)の拘りメガネ+フェアリーテラスムーンフォース 確定耐え

臆病テツノツツミ(実数値176)のハイドロポンプ 確定耐え

意地っ張りパオジアン(実数値189)の聖なる剣 条件付きで2耐え

聖剣→残飯⇒守る→残飯⇒聖剣←ここまで確定耐え

素早さ無振り(or4振り)の耐久ヘイラッシャより先に塩漬けを打てるように素早さは12振り

 

対トリパとして採用したポケモンです。

テツノカイナの剣の舞→ドレインパンチドータクンの鉄壁プレスを嫌ってゴーストテラスタルで採用。

構築にいるだけで相手はテラスタイプが分からないキョジオーンを突破するだけのリソースを残しておかないといけないという点でCTS(非公開制)でかなり強力なポケモンだった。使用感としては第八世代におけるナットレイのような...

(環境にほとんどいない都合上、相手はあらゆる技や型をケアしないといけない(鉄壁プレス、ワイドガード、ヘビーボンバー)といった点で。)

 


選出&戦術

 

相手構築のポケモンが1匹異なるだけで選出が変わってきたりするので、基本選出のみの紹介となります。

 

先発

後発

 

基本選出は、先発にヤミカラス+イダイナキバ、後発に火力枠の3匹から選択。

戦術としては、追い風ターン中にイダイナキバとハバタクカミで仕留め切る。仕留め切れなかったポケモンはパオジアンかイーユイで倒す。とても簡単です。

とは言っても、

先発にイーユイ、ハバタクカミ、パオジアンを置いたり、本当にこの構築にキバカラスで選出していいのか?みたいなことが起こります。

やることは簡単だけど、選出はかなり練度が必要かと思います。

 

最後に

~Spesial Thanks~

構築相談に乗ってくれた

オプーナさん(TNオプーナ (@opoonacopoona) / Twitter)

あかとしさん(あかとし! (@MEak104) / Twitter)

A0ハバタクカミを貸してくれたうえシナさん(うえシナ (@uecinna_poke) / Twitter)

ありがとうございましたm(__)m

 

かなりランクマに向いてると思います。レギュレーションCのランクマは今月で終わってしまいますが、是非使ってみて下さい。本戦で使った構築も載せてあるので好みで!

レンタルチームid:MLG703(本戦ver.)